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伝えたいこと 知った・見つけた

最近のカタカナ用語

オーバーシュート

(急激な感染拡大)

もともと金融関係の「行き過ぎた取引」の意味で使用されていました。今回の新型コロナウイルス報道では、人間の意思決定が今後の感染拡大を大きく左右するという警鐘を込めて、あえて「オーバーシュート」という単語を選んだようです。

これは、ダンクシュートですね。

証券用語では次のように解説しています。

オーバーシュート(over shoot)とは有価証券の価格の行き過ぎた変動のことをいいます。経済事情や分析によって、そのときの適正な基準というものがありますが、そこからかけ離れたときにオーバーシュートといわれることがあります。相場が加熱したことによる買い浴びせや売り浴びせが起こるときに多く見られる現象です。基準から乖離してるため、いずれは修正されることが期待され、買戻し・売戻しを狙う投資家もいます。

東海東京証券 https://www.tokaitokyo.co.jp/kantan/term/detail_1429.html

パンデミック

(世界的な感染爆発)

感染症や伝染病が全国的・世界的に大流行し、非常に多くの感染者や患者を発生すること。感染爆発と訳されることもあります。パンは「全て」「デミア」は人々を意味します。


感染症の流行は、その規模に応じて (1) エンデミック、(2) エピデミック、(3) パンデミックに分類されます。

(1) エンデミック

特定の人々や地域において、ぽつぽつとみられる状態。地域的に狭い範囲に限られます。患者数も少なく拡大スピードも遅い状態です。風土病などもエンデミックの一種です。手塚治虫著による「きりひと賛歌」がエンデミックの例です。

(2) エピデミック

特定のコミュニティ内で、特定の一時期、感染症が広がることです。特に突発的に規模が拡大し集団で発生することを「アウトブレイク(outbreak)」と呼びます。若者の間だけで突発的に流行するカルチャーなどがエピデミック的な流行に思えます。アメリカのテレビドラマ「24」シーズン3で起きた病原菌のバイオテロがロサンゼルスの一部分だけの流行なのでエピデミックなのでしょう。

(3) パンデミック


国中や世界規模の感染。アメリカテレビドラマ「ウォーキング・デッド」は噛まれると感染していくので感染症といえるし、アメリカ全土(どうも世界的規模らしい)感染なので、明らかにパンデミックです。
かつて、黒死病(ペスト)、コレラ、スペイン風邪、エイズがパンデミックにあたるらしい。

エアロゾル

ゾルというのは、気体や液体の中に粒子が浮遊する状態のことです。牛乳は水分の中に乳脂肪が浮遊しています。墨汁は水分の中に墨が浮遊しています。味噌汁は水分の中に味噌が浮遊しています。

粒子は、ふわふわと分散して漂っています。

エアロというのは気体です。エアロゾルは気体の中に、粒子が浮いている状態です。

コロナウイルスは、空気の中にウイルスがフワフワと漂って人間の口の中に入ります。これがエアロゾル感染です。

それに対して飛沫感染は、つばなどの液体の中にコロナウイルスが混じり、つばごと口の中に入り感染することです。

飛沫感染のほうが、距離が近いです。

クラスター

(集団)

株式会社シャープのWebサイトにクラスターの解説がありました。

クラスターとは、ブドウの房状を意味する英語。
プラズマ放電によってつくられたイオンが、周りを水分子に囲まれた状態は、まるでブドウの房。だからプラズマクラスターと名付けました。ブドウのようなロゴマークも実はここからデザインしています。

https://jp.sharp/plasmacluster/about/

さらにIT関連用語では…
コンピュータをネットワーク接続して、処理や運用を効率化するシステムのことです。可動性を高めるためのクラスターと、拡張性と負荷分散を目的としたクラスターがあります。クラスター化することでコンピュータの性能が飛躍的に向上します。

ところが!!コロナウイルス騒ぎでは、クラスターが悪者になっている印象です。
集団・塊。今回の感染では密室空間にいた集団の単位で感染している傾向がみられるため特に集団を強調しているようです。

ロックダウン

(建物封鎖・都市封鎖)

人間の安全確保のため封鎖すること。英国圏では刑務所などの建物を封鎖することをさします。新型コロナウイルス報道では、都市封鎖の意味でロックダウンという言葉が使われています。

テレビを見ていたら、ロックダウンを「戒厳令」と批評した人がいました。ロックダウンは、その主体は建物管理者や自治体のトップ組織です。でも戒厳令の主体は「軍」です。政府主導で外出禁止令を出すのは非常事態宣言で、戒厳令とは全く違うものです。わかりやすい解説が毎日新聞のWebサイトにありました。

https://mainichi.jp/articles/20151203/mul/00m/030/00700sc

ビールスとウイルス

(極微小な感染性の構造体)

どちらも同じ意味です。1970年代はドイツ語由来のビールスが一般的に利用されていました。現在ではウイルスが正式名称。自己増殖できないことと遺伝子情報を持つという、非生物と生物の両方の特性を持ち合わせます。

細菌とは英語でバクテリア(Bacteria)といい、とても小さな生物です。乳酸菌、納豆菌、大腸菌などが最近です。人間の細胞は60兆個といわれていますが体内の最近は100兆個を超えているといわれています。つまり人間の細胞よりも人間の体内の最近のほうが数が多いようです。細菌は細胞分裂して自己増殖しますが、ウイルスは自己増殖しません。

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伝えたいこと

雪が降る

昨日は桜が満開でした。
今日は雪が降っています。
昨夜の天気予報、当たっていました。
昨日はとても暖かい日でした。
今日はとても寒い日になりました。
昨日と、今日、ずいぶん天候が違います。

O–ー ちくわ––- o

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エッセイ

母の捧げもの

 戦後、七、八年私が住む村も混乱がようやく落ちついたもののまだまだ人々の生活は困窮を極めていた。(それは日本全国どこも同じだったと思う。)ことに疎開者の生活はひどく、住む家はどうにか確保できたものの、収入のあては乏しく、あちらこちらの農作業を手伝いその手間賃で糊口を凌いでいた。

 私の実家から、二百メートル位離れた所にもそのような家族がすんでいた、Mさん一家、ご主人は魚の行商はしていたものの、まだまだ生活の足しとは生らなかった様であった。

 或る日、私は母が、風呂敷包みに何やら包み、Mさん宅に向かうのを見た。その行為は時たまみられたが、別に気にも留めなかった。あとで、奥さんに着物をあげていたと知った。

 またある日のお昼時、物乞い(毎日のようにきて、小銭や物品をねだる)がきて、弁当箱を差し出し、ご飯を詰めてくれと言う。母はそのアルミの弁当箱にご飯をぎゅうぎゅうと詰めて、その上に、焼きたての秋刀魚の干物をどかっと乗せた。そして「ここで食べらっしゃい」と言った。物乞いは目を丸くして「とんでもない」となんどもと繰り返し、頭をさげて出ていった。

 その日の夕方、隣のTさんが、茶のみにきて、それらしき人が、田んぼのあぜ道で、美味しそうに弁当を食べていたと知らせてくれた。

 あの秋刀魚は、多分母の食い分だったのだろう。

―――――――

みなは、あり余る中から投げ入れたのに、この女は、乏しい中から、あるだけを全部、生活費の全部を投げ入れたからです

マルコの福音書章節

エッセイ集 白鳥の歌 より
村上トシ子 著
www.amazon.co.jp/dp/B07G42XHVJ

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エッセイ

先祖

 ある日曜日、東京は神保町にある学士会館で、私が所属している短歌の結社の新年会があった。前の所をある事情で退会し、今の所に入会したばかりの私にとっては荷の重すぎる会であったが、勇気を振るって参加した。正確には覚えていないが凡そ百名近くの参加者があったのではなかろうか。

 今、歌壇で活躍中の名だたる歌人たちのなかにあって、私は少々卑屈になっており、知る人もなく、末席を汚していた。しかし、席は対面式になっており否応もなく、向き合うことになる。すぐ前のAさんは歩いて二十分位の本郷に住んでいて、歌歴も相当ながいらしい。とても気さくで明るい方だ。その隣のBさんとも結構気があっていろいろと話がはずんだ。

 そして、何と言っても一番の収穫? はMさんと知り合ったことである。Mさんは私のすぐ右隣に座っていた。三重県の志摩市から来たという。とりとめもない話の中で「私の故郷は、宮城県だけれど、先祖は三重県の伊勢から来たらしいの。二十年ほど前、榊原姓(私の旧姓)の町民十数人で三重県の伊勢神宮に行きその折親戚の名乗りをしてきたらしいの。」と余り信憑性がないと思ったが、半ば社交辞令のつもりで話した。するとMさんは真顔で「あなたの顔は伊勢顔しているわよ」という。伊勢顔ってどんな顔なのかしら? と興味もあり、可笑しくもあった。

 Mさんの話しによると、三重県には榊原姓が多く、ある一角が、榊原姓一色のところも有るとのこと。榊原温泉は取り分けて有名らしい。う~ん、これはなかなか面白いぞ。信じるに足るかもと思いはじめた。

 そういえば、私の実家の土地内に小さくて古い大日神社という神社があり、その片隅に正中二年と刻まれた板碑が立っている。よくよく見ないと読み取れないほど、風化している。子供の頃は、その存在すら知らなかった。

 正中の年号を有する時代とは、一体どのような時代なのだろうかと興味は尽きずに辞書をひもとくとこうある。「周易」鎌倉末期、後醍醐天皇期の年号。甲子革命による改元。(千三百二十四年十2月~千三百二十六年4月)とある。これで分かるように わずか一年と八か月しか存在しなかったことになる。つまり正中二年までである。

 更に正中の変をひもとくと、後醍醐天皇が北條高時を討って政権の回復を企てた政変。正中元年(千三百二十四年)挙兵の計画がもれて、日野資朝、俊基は捕えられて失敗。天皇はその意のないことを釈明して事なきを得たとある。この事で正中の時代は終焉をむかえる。

 正中二年、この年先祖に何がおきたのか、正中の変に敗残兵となり、逃れ逃れて故郷に辿りついたか。そして何故、伊勢なのか。ロマンは尽きない。若くして故郷を離れ、土地の歴史学者に聞かずじまいに終わったのも、悔やまれる。

 それはともかくとして、伊勢から来たというのは、ほぼ間違いないと信じるまでにいたった。Mさんのお蔭である。そのMさんは、故郷志摩で、短歌、小説、エッセイとあらゆるジャンルで活躍とのこと、同慶のいたりである。地方紙に当選した小説を三篇読ませてもらったが、どれもみな、描写が生き生きとして、素晴らしかった。

 Mさんとの出会いは偶然にしては、余りにもできすぎていて、何か大いなるものの働きとしか思えない。たまたま、これまた偶然か、近くに住む友人Nさんも三重の出身で、私の話に全く同意してくれた。秋には三重に行こうとNさんはいう。無論Mさんにも会うつもりである。春宵におもいは尽きない。

エッセイ集 白鳥の歌 より
村上トシ子 著
www.amazon.co.jp/dp/B07G42XHVJ

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エッセイ

 サスペンスドラマは良く見る方である。残酷な殺人の場面がきらいで、女性はあまり好きでないようだが、それはそれ所詮ドラマと割りきってみるから、あまりどきどき感やはらはら感はなく、つまりは犯人は誰? と言う謎解き感がたまらないのである。だから煎じ詰めれば、最初の場面と、これが犯人だろうという目星がつくころの、終り三十分を見れば、事足りる、いわば製作者にとっては、不本意な見方をする。

 サスペンスドラマで、特に面白いと思うのは、駅シリーズである。確か原作者は、西村京太郎。

 日本各地の実名の駅を舞台に、さまざまな事件が展開するのが、妙にリアリティがあり、何よりも犯人に結びつくまでの、複雑な構成が魅力である。と、ここまでが前置きで、ここからは、私の駅への思いである。

 日本中にはいったい駅はどのくらいあるのだろう。無数といっても過言ではないだろう。廃止された駅、新しく出来た駅、統合された駅、駅の存在も、時代、世相に呈して、さまざまに変容する。私が高校時代に、通学に利用した、上沼駅もとうになくなっている。無論、線そのものが廃止されたのだから、なんとも言いがたい。

 駅には、ロマンと懐かしい響きを感じるのは私だけではないだろう。私が特に思い入れが深い駅は沢山あるが、しぼって言うと、上沼駅と上野駅である。上沼駅は、実家から一番近い駅であり、歩いて十五分のところにある。当時上沼村と言ったときの、唯一の交通手段であった。その路線は仙北鉄道と(仙台の北の意味)いい、瀬峰を始発点とし、登米町を終着点とした。所要時間は四十分ぐらいだったと思う。その登米町と上沼村、さらに多くの町村が合併して、現在の登米市となったのであるが、悲しむべきことに今回の東日本大震災であまりにも有名になってしまった。

 上沼駅、ずっとずっと前までは、上沼停車場と言っていた。上沼駅と呼ばれるようになったのは、何時ごろだったろうか、定かではない。その上沼停車場に、思い出と言うには、ほんのささやかなことだけど、亡き父との思い出がある。

 田舎の路線なので一時間に一本あるかないかの本数、マイカーのなかった時代、その一本を逃すと大変である。

 幼い私は父に連れられ、駅に向かった。用事はさだかに思い出せないが、当時耳鼻科通いをしていた記憶があるので、たぶん不都合の生じた母に代わって病院へ連れていってくれたのだろう。

 まだ発車時間までかなりの時間はあるというのに、父と私はすでに駅のベンチにいたのである。この間、父とどのような会話をしたかは思い出そうにも思い出せないが、一時間近く待ったというのだけははっきりと覚えている。子供心によほど退屈だったのだろう。

 今思うと父は定められた時間より、何時も早め早めにその場にいた。以来私も時として、時間より早めに行動するくせがあるが、原点は、あの停車場のベンチの父の姿にあることは、間違いはない。

 もうひとつ、忘れられない駅、それは一気に飛んで上野駅である。東北新幹線の始発駅が東京駅に変わってから、寂しくなった感は否めないが、それでも、まだまだその賑わいを知っている東北出身にとっては、なつかしさを感じさせられるに十分である。

どこかで故郷の香りをのせて
入る列車のなつかしさ
上野はおいらのこころの駅だ
くじけちゃいけない人生を
(以下略)

 と唄う、青森県出身の井沢八郎の『ああ上野駅』は抜群の歌唱力も手伝って、中学を卒業して、集団就職し、金の卵ともてはやされた、東北出身のみならず日本中の若人たちのこころを慰め、勇気を与えるのに十分だった。この井沢八郎の『ああ上野駅』の歌碑は、上野駅に建立されている。

 父死亡の知らせを受けたのは、四十一年前の6月の末だった。当時まだ首の据わらない、二か月の長女をつれて、姉夫婦、大学を卒業したばかりの弟と上野駅に向かった。二ヶ月間の食道がんの治療を終え、退院してわずか五日目での死亡、完治を信じていただけに、まさに晴天の霹靂とはこのことを、言うのだろうと、誰彼をうらんだりしたが、とにかく恨んでいる場合ではない。やっとの思いで上野駅に着いた。まだ新幹線が開通していなかったので故郷はまだまだ遠い遠い時代だったのである。

 構内は、人、人であふれていた。長女を背にし、私は悲しくてならず、滂沱の涙を流し続ける。行交う人びとはそんな私を怪訝そうにみていた。そのような目を全く気にすることさえなく、私はひたすらホームにたどり着くまで泣き続けたのである。そのとき着ていたワンピースの色はグリーン、模様は幾何学模様、仕立ててくれたのは、友人のお義姉さんであったとまで覚えている。このときのショックがあまりにも大きかったことにほかならない。

 それから、しばらく私にとっての上野駅は悲しい駅でありつづけた。

 駅にまつわる思い出は、このほかにいっぱいあるが、なんと言っても、亡き父にまつわる、今は幻となった故郷の上沼駅と、当時東北本線の始発駅であった上野駅が鮮明である。

 私が、サスペンスシリーズで、ことに駅シリーズが、好きなのは、意外とこのことに由来しているのかもしれない。

最後に啄木の歌を一首

故郷の訛りなつかし停車場の
人ごみの中にそを聞きにいく

 この停車場とは上野駅のことである。この歌碑も上野の駅に建立されている。

エッセイ集 白鳥の歌 より
村上トシ子 著
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エッセイ

プラタナス

 8月末のある日、高校時代の親友文子から、ゆうパックが届いた。なんだろう? この時期にと思い開けてみると、長い年月を経て薄汚くなった表紙の『プラタナス』と名物小牛田饅頭である。「わぁ懐かしい『プラタナス』だあ」と私は饅頭はそっちのけで『プラタナス』を手に取り、それからキュウと胸に抱きしめた。『プラタナス』とは母校佐沼高校の部活動のひとつである文学部が年に何回か発行しているささやかな文集である。八冊があった。なにせ六十年近くも前のもの、表紙は少し体裁を保っているようだが、ガリ版刷りの中身は黄ばんでいてページを捲ると今にもばらばらとほどけそうである。いかにも年季ものという感じである。

 ちなみにプラタナスの木は校庭を取り囲むように生えており、葉は校章にもなっている。こんなことから文集は『プラタナス』と命名されたようである。

 この文集『プラタナス』、ある時期まで私も保管していたのだが、いつのまにか見えなくなっていたのだ。父親が捨てたのだろうと、勝手に父のせいにしていたが、本当のことは分からない。正直、卒業後二十年ぐらいまでは、そう懐かしくも、大事にも思ってみなかったのだが、子供たちがそろそろ手を離れるようになった頃から折に触れて思い出すようになった。そしてそれから真剣にさがしはじめるが、見つけることができなかった。この文学部の二年先輩に、漫画家石ノ森章太郎氏(本名小野寺章太郎)がいたこともあって、彼の高校時代の文にあいたいなあとの思いがあったことも事実である。

 話は少しそれるが、実家から車で十分とかからないところに、石ノ森章太郎のささやかな記念館がある。大規模な記念館は石巻にもっていかれたのだ。あの大震災に見舞われた石巻である。彼の実家は、私の故郷中田町で高校もこちらの高校なのに、なぜ石巻? とがっかりしたのだが、どうも彼の母親か妻のどちらかが石巻出身ということもあって、そちらのほうへ開館したらしい。

 それはともかくとして、こちらのささやかな記念館は彼の実兄が館長をつとめている。帰省のとき時々たちよるが、あるとき館長に「章太郎氏と高校時代一年間文学部でご一緒だったのですが、文集『プラタナス』を展示してありますか? もしありましたら、見せていただきたいのですが」

 と切り出すと館長ははっとしたように私を見て「そのようなものがあるのなら、私のほうこそ見せてほしいのです」と逆に言われた。ここにもないとはお手上げとすっかりあきらめていたのだった。その文集を文子がちゃんと保管していたのだ。さすが几帳面な文子と感激し喜びは隠しきれない。

 はやる気持ちを抑えてしずかにゆっくり丁寧に、まるで腫物でもさわるように、『プラタナス』を捲り始めた。文子はもちろん、今は亡き懐かしい和加子の文、そしてかの石ノ森章太郎氏の文もみつけた。『赤い落ち葉』のタイトルの彼の小説、大物の片りんが至る所に見えて、うなってしまった。

 そしてなんといっても一番会いたいのは私の作品にである。こころ躍らせてページを捲る。ある、ある、短歌、詩、小説、と結構なページを割いている。読んでいくうちに生意気だなあと苦笑させられたり、なかにはいいことを書いているなあと我ながら感心したり、また言葉使いの間違いを発見して、今になって恥ずかしい思いをさせられたり、おもいはこもごも、六十年の歳月を一気に飛び超えて、心はすっかり、高校時代に帰ったようであった。

 読み進んでいくうちに私のこんな詩を見つけた。高校年の時とある。タイトルは『老人』。

老人が木を植えている
九十に近い老人が
目をしばたいては空を見上げ
皺くちゃの手を動かして
せっせと木を植えている
うららかな春の昼下り

残り少ない命にも夢見る力があるのか
老人は木を植えている
九十に近い老人が木を植えている
人はこの年にしてなお
時間を超越した夢が描けるのか

 今読めば、気になるところだらけだが、その時にしては、精一杯の表現だったのだろう。ちなみにこの老人とは母方の祖父で、この詩は全く事実そのものである。この詩を読み返したら、あの時の祖父の姿がまざまざとよみがえった。仁徳家の祖父であった。

 このようなことを美智子皇后も似たようなことを書いていたことを畏れ多くもふと思った。

 それは美智子皇后が学生時代に書いた論文で読売新聞に入選したという。確か、

たとい明日が世の終わりであろうとも今日私は林檎の木を植える (ルター)

から展開した論文だったように思う。

 この『プラタナス』、読み進んでいくうちに時間を忘れてしまい夕食の支度もままならなかった。それにしても文子はよくとっておいてくれたものだとあらためて思う。いつか会ったとき、あの文集見たいなあと私の言ったのをちゃんと覚えていてくれて、送ってくれたのだ。私は早速自分の文と表紙をコピーして、そのまま文子に送り返した。文子が小牛田饅頭をいっしょに送ってくれたから、私も川越の名物最中、「福蔵」を添えて。

エッセイ集 白鳥の歌 より
村上トシ子 著
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エッセイ

雨傘

 1年で一番雨が降るのは9月で、梅雨のシーズンより雨の降る量が多いそうである。振り返ってみるとそんな気がするし、事実そうなのだろう。しかしここに来てその定説も危うくなったように思う。第一梅雨の言葉さえ死語となったと思うくらいなのだから。

 梅雨時のシトシト雨、9月のやるせない雨、雨はそれなりに私の情緒を育てて呉れた部分もあったかなぁとの思いに駆られて雨は好きである。そして驚くことには日本には雨の種類が400もあるそうである。ほんの一部を挙げてみる。小雨、五月雨、時雨、驟雨、日照雨、村雨、秋霖、夕立、氷雨、小糠雨、穀雨、私雨……と挙げたらきりがないが私の最も好きなのは語感からして私雨である。ちょっと聞きなれない雨の名前だが「難読漢字」という辞典で知った。極地的に降る雨なのだそうである。

 私雨なんて日常的には使わないが、知っておくのも悪くなく、心が豊かになって来そうである。それにしても雨を表す言葉の多さに驚き感激するがそれは紛れもなく俳句(季語を取り入れる)の国であるからだろう。もっとも最近は季語をいれなくても俳句として成立すると明言する俳人もいるという。

 雨と言えば鮮明に思い出すことがある。私の小学校時代のことで60年以上も前のことだから昔も昔大昔のことである。今はどこで雨にあってもたいていはこまらないほど100円ショップ、コンビニ、あるいはスーパーに傘があふれていて、貴重品のイメージからはほど遠くなったが、当時は時計とまではいかなかったが貴重品だった。むろん今のように子供用の可愛い傘、大人用のお洒落な傘などあるはずはなく、わずかかの蛇の目傘、洋傘を家族で共有していた。

 だから登校時から雨が降っていたときは別として朝の天気が怪しいとか、曇っていてそのうちに雨が降りそうだの気配ぐらいでは傘は持っていかない。

 あの日もそうだった。授業の終わる1時間ぐらい前から雨が降っているのに気が付いた。傘をもっていない私(当時だれもがもっていなかったと思う)はがぜん落ち着かなくなった。しとしとの雨ならいざ知らずけっこうな雨だったからである。先生に気が付かれないようにしてチラチラと外を見ながら早く止んでくれないかなぁと祈るような気持ちでいた。そのとき、窓ガラスに母の顔を発見した。窓際で私の帰るのをじっと待っていたのである。雨が流れている窓ガラスは顔をゆがませていたが紛れもなく母の顔である。

 その時私の気持ちはどんなだったんだろう。思い出せないが、今もずっと忘れないでいるということは本当にうれしかったのだろう。それから帰り道どのようにして母と帰ったかは全く記憶にないが、窓ガラスに母の顔を発見したときのことは諄いようだが本当に鮮明に覚えている。

 雨
あめ、あめ、降れ降れ母さんが
蛇の目でお迎えうれしいな
ピチピチチャプチャプランランラン

かけましょカバンを母さんの
あとからゆこゆこ鐘がなる
ピチピチチャプチャプランランラン
(以下略)

ご存じ北原白秋の有名な童謡だが、この歌に触れるとき、決まってあの時の母とだぶらせ白秋もきっと同じような経験をしたのだろうと思うと心楽しくなる。

 それにしても日本の気候も温暖化の影響で様変わりたように思う。雨のふる日の情緒なんて全然感じられなくなった。驟雨とか豪雨とかがぴったりとする雨ばかりになって来たように思う。そして俳人も困っているのではと余計な心配をしている。

 天気予報が発達し、傘が貴重品でなくなった今、大人も子供たちも少しのことにも折たたみ傘を持ち歩き、雨に慌てふためくことはないだろう。ほんとにほんとに突然の襲来には、マイカーでのお迎えだ。  あの日の母の姿はすっかり古典的になってしまった。母が亡くなって22年が経つ。今年11月法事があると実家の弟から知らせがあった。

エッセイ集 白鳥の歌 より
村上トシ子 著

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知った・見つけた 考えてみた

アンテナ、基地局?どう違う?

携帯電話の送受信
アンテナだと思っていました。
基地局というらしいです。
アンテナじゃないのでしょうか?

アンテナとは

電流と電波を相互に変換する装置。

と、Wikipediaに書かれていました。

携帯電話の基地局とは?

総務省のホームページに解説がありました。

携帯電話端末と直接交信をする中継アンテナ

基地局は基本的に電波を発射する「アンテナ」と「送受信機」で構成されています

https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/body/1-01.pdf

基地局とアンテナはどう違う?というのは、そもそも比較するのが間違いだった。

基地の中にアンテナがあるんだ。

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伝えたいこと 考えてみた

コロナ重症化しやすいのは高血圧

テレビ朝日で解説をしていた。

新型コロナウイルス感染者が、重症化しやすい持病は高血圧だそうだ。

高血圧の人は血管を傷つけやすいためだというのがその理由らしい。

ちょっと待って!!

テレビ朝日では続けて、喫煙者がリスクが急激に高くなると言う。

あたかも、喫煙者が悪者のような扱いに、その偏見に反発を覚えた。

ちょいと待ってくれ!!

高血圧の人や喫煙者が、感染した場合重症化しやすくなることについては、異論がない。でも、高血圧が血管を着続けるというのはおかしい。

高血圧は、血液流量のコントロールが難しい。いわば常に渋滞している道路のようだ。渋滞している道路では、救急車・消防自動車など緊急車両が通りにくくなる。

通常血圧の血液は、病原菌が入って来たら白血球や抗体物質を素早く病原菌侵入場所に運び、病原菌をやっつける。ところが、高血圧だと、いつも渋滞しているのだから、抗体物質を病原菌の場所に行くのが遅れてしまう。

ぐずぐずしていると、敵はあっという間に増えてしまう。そのスピードは想像以上だ。

タバコを吸うと、血管が一時的に収縮する。これは、事実だ。収縮が通常に戻るためには1時間ほどかかってしまう。チェーンスモーカー(立て続けに煙草を吸う人)は、収縮した血管がもとに戻ることができないため、高血圧化しやすい。

高血圧の人が喫煙すると、血液渋滞状況が悪化してしまう。ますます抗体物質が敵の場所に行くのが遅くなる。

助かる命も、助からない。元気な人は新型コロナウイルスをやっつけてしまう身体を持っている。でも高血圧や喫煙者は、ウイルスをやっつける機会を失っているのだろう。

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伝えたいこと

コロナ感染と経済事情の相関

日本だけで、判断します。
コロナ感染者は、お金に余裕がある人が、多い気がします。
超豪華すぎる船旅の人や、高額屋形船宴会に参加できる人。
限定された人だけのライブ、ゆったり楽しむ海外旅行、一流会社で全期待を担っている海外出張、
まさにハイソサエティの人々が、感染の中心です。

流れは上から下へと進みます。
流行も、豊かなところから、貧しいところへ流れます。
コロナ感染は、まだ豊かな層に留まっているように思えます。
中流層以下には、行ってないように感じます。
北海道では、終息の傾向だと見られているようです。

他の地区でも、これ以上広がらず、終わりになって欲しいですが、今までの流行は常に中流層にトレンドが流れて行くことを考えると、油断は禁物です。

コロナが収まったと判断した時こそ、僕たちの用心が始まります。

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伝えたいこと

あなたの話を聞きます

ただただ、話しを聞いているだけの時間もあります。

築和工房はパソコン教室ですが、マンツーマンのレッスンスタイルなので、「お悩み相談」に終始することがあります。

夫の浮気、健康問題、子どもの進路、自分の存在意義、聞いてはいけないようなことなど、その「話し」は多種多様です。

パソコンのレッスンは、そっちのけで悩み話で時間が終わることもしばしば。

明るく見える人でも、深い悩みを持っています。

笑顔の素敵な人でも、深刻な悩みを持っています。

仕事を一生懸命やってきた人でも、自分の存在意義に自信を失ってしまった人もいます。

ただ、黙って話しを聞いています。

僕がアドバイスをすることは、ほとんどありません。聞くことに専念しています。

頷くことがあります。

でも、意見することは・・・無いです。

涙する人もいます。

語気を荒げる人もいます。

鼻声になったり、言葉を失ったり、天井を見たり、固まってしまったり、その態度はさまざまです。

一通り、話しが済むと平静になります。

築和工房パソコン教室の中でのできごとは、外に出ることはありません。

夫の浮気に怒る人も、教室から出たら「オシドリ夫婦」の良き妻に戻ります。

子どもの進路に悩みを抱える人は、教室から出たら教育熱心な良き親に戻ります。

自分の存在意義に自信を失っている人も、教室から出たら仕事熱心なビジネスマンに戻ります。

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伝えたいこと 知った・見つけた

ずっしりどら焼き

アンコたっぷり、「あんずっしりどら焼き」
ローソンで買いました。
空は、
この上なく晴れ上がり、
風もなく、
穏やかであります。

先日、初めてLINEのスタンプを作りました。
販売登録申請したら、受理されました。
これからも、スタンプ作りに励んでいきたいと思います。

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心覚え 考えてみた

謎:半分の靴下

選択した後、どうしても靴下の半分が見つからない。

どこに行ったのだろうか?

片一方の靴下。

でも、両足の靴下の色が同じでなくてもいいではないか。

違う色でも許される社会になっていると思う。

右足と左足が違う色の靴下でも法律的には許されているはずだ。

数日後、あるいは数ヶ月後に、あのとき別れた連れ添いの靴下がひょっこり現れるときがある。

しかし、先におさまっているはずの靴下が行方不明になっている。

永遠に、靴下はいっしょにならないかもしれない。

どこかの・・・と同じだ。

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心覚え

Amazon Prime Video を見る

ザ・テラー シーズン1 (吹替版) 2018

Prime Video  プライム会員特典
ザ・テラー:不名誉 シーズン2

実話を基にした海洋ホラーということで、人間の尊厳を考えさせられる物語だいうことで、人気が高いようだ。

シリコンバレー:シーズン1 (字幕版)

2014
Prime Video
プライム会員特典
シリコンバレー:シーズン5 (字幕版)

最先端IT企業の物語

ザ・ウィドウ

~真実を求めて~
シーズン1 (吹替版) Prime Video
プライム会員特典

衝撃のラストは必見らしい。

The Missing – シーズン 1・2

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考えてみた

ウイルス対策でトイレ掃除

全然、報道されていないけど、新型コロナウイルスの対策として、トイレ掃除が有効だと思う。

咳とか、飛沫感染とか、口から飛び出るウイルスの対策ばかりが防止として紹介されています。

やっぱり、感染で一番気をつけたいのは、便ではないでしょうか?

その対策として、トイレ掃除が一番だと思います。

薄めた漂白剤で、トイレ内を拭き掃除するのが効果があると思います。

トイレの匂い対策としても、 効果があります。

トイレの匂いが、家中に充満して、家の中が臭くなっていることがあります。

トイレ掃除をこまめにすると、きっと対策に効果的だと思うのですが・・・

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伝えたいこと 知った・見つけた

コロナで学習した

ウイルスって非生物?

無生物が持たない能力や特徴としては、自己増殖能力、エネルギー変換能力、、自己と外界との明確な隔離、進化する能力。
ウイルスは、「それ自身が十分な代謝系をもたないため、宿主細胞がなくては自立増殖することができない」ため、生物か非生物かについて主張が分かれている。

そうなのか、ウイルスというのは生物ではないという見方があるのか!!

面白い!!

新型コロナウイルスによって、重症化しやすい人は基礎疾患を持っている人らしい。

基礎疾患とは何か?厚生労働省のWebサイトを調べてみた。

https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu091028-02.pdf

基礎疾患の分類
1 慢性呼吸器疾患
2 慢性心疾患 (高血圧を除く)
3 慢性腎疾患
4 慢性肝疾患 (慢性肝炎を除く)
5 神経疾患・神経筋疾患
6 血液疾患 (鉄欠乏性貧血と、免疫抑制療法を受けていない特発性血小板減少性紫斑病・溶血性貧血を除く)
7 糖尿病
8 疾患や治療に伴う免疫抑制状態
8≫1 悪性腫瘍
8≫2 関節リウマチ・膠原病
8≫3 内分泌疾患 (肥満含む)
8≫4 消化器疾患
8≫5 HIV感染症・その他の疾患や治療に伴う免疫抑制状態
9 小児科領域の慢性疾患

なるほど!!

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伝えたいこと 状況報告

まちゼミ報告



 

2月16日 / 2月23日 / 3月1日 / 3月8日
各回、午後3時30分~午後5時

プログラムを楽しもうExcelVBA

楽しくExcelVBAを動かしてみましょう。ちょっとしたコツを知るだけで自慢できるプログラマーの気分が味わえます。いろいろなプログラムを楽しんでね

参加者ご意見

■ VBAのとっかかりとして非常にためになりました。
■ 勉強になりました。もう少し時間があってもよかったです。
■ 自分にはVBAは難しく感じていたが、わかりやすく順序だてて違いが分かるように説明していただけて、とても楽しかったです。自分の仕事に生かすにはどんな風に数式を入れていけばいいのかまではまだまだですが、とても勉強になりました。ありがとうございました。
■ 以前からVBAが気になっていたので、受講してみてよかったです。とてもくわしく、ていねいに教えていただきました。またホームページなどでVBAを見させていただいたり、機会がありましたら受講させていただきたいと思います。
■ もっと勉強すると、こんなことができるというものを、たくさん見せてほしい。
■ ていねいに教えていただいてよかったです。面白かったです。ありがとうございました。
■ VBAを仕事に活かせるまでには、もっと勉強が必要なことを実感した。初めて習う人には、とてもわかりやすい説明と手法だと思った。ペースがゆっくりだったので、もう少しレベルを上げたゼミも実施してもらえたら、また参加したいです。
■ 難しかったです
■ 大人向けのプログラミング講座がなかなかないので良かったです。
■ ゆっくり丁寧に教えていただけてわかりやすかったです。
■ 10000にしたらすごくおそすぎて、いらいらしました。ですが、内容はとてもおもしろかったです。
■ マリオとか、かけざんとかできたから、家でもやりたくなったから。
■ マリオや数字が出てきたり、コードの英語の意味などが知れて、とても勉強になりました。コードで色が出たりして、とても面白かったです。45×45などの計算のしかたもわかりよかったです。
■ 親と子が楽しく学ぶことができた。
■ パソコン入力もわかりやすくて、楽しく参加できました。

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やったこと 伝えたいこと 状況報告

まちゼミご参加ありがとうございます

まちゼミ
[プログラムを楽しもうExcelVBA]
ご参加ありがとうございました。

VBAなんて、だれもやりたがらないと、僕の周囲の人が口を揃えていました。
30万都市の川越で5人くらいは、VBAに触れてみたいと思う人がいるだろうと思い、まちゼミの講座テーマにしてみました。
思いの外、集まっていただけ、また熱心に講座を受けていただき、とても嬉しいです。

お仕事では、文書作成や数字のまとめなども多いと思います。
そのようなことにパソコンを利用したいと感じました。
ExcelやVBAを仕事に活用するためのアイデアを相談しませんか?
パソコンを業務に役立ちたいと思います。
僕の経験やスキルが少しでも役立つようでしたら嬉しいです。

昨日は、まちゼミの後、2週間前にまちゼミを参加した方がいらっしゃいました。
事務系のお仕事を、より効率的にExcelなどを利用したいという相談でした。
ご希望レベルがとても高いのですが、内容を理解し問題解決につながる道が見えてきました。
ひとりで考えているよりも、相談すると策が見えてくることも多いと思います。

今後とも、宜しくお願い致します。

皆様の感想は、以下のページに掲載しました。
まちゼミ報告

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伝えたいこと 考えてみた

教室経営について考えた

築和工房パソコン教室は、個人的にやっているとても小さな規模の教室です。

他のパソコン教室に比べたら「ハナクソ」みたいな、取るに足らない教室です。

「ささいな小遣い稼ぎ」 「よくやってるよ」 と世間からは低く、見られているような運営です。

自分では努力しているつもりでも、世間様からは一人前とは認めてもらえない状況です。

大きな規模の教室は、テレビでのコマーシャル、雑誌や新聞の広告、WebページでのPR、SNSで囲い込み。
あの手、この手で生徒集めをしています。

このような小さな教室が、大手に対抗するためには、どうすればいいのでしょうか?

ランチェスター第一法則の、一騎討での戦いに持ち込むこと。

つまり、局地戦です。地方の狭い範囲では、大手の教室といえども小さな教室で運営しています。

一つのエリア、たとえば自分の教室を中心に半径2㎞以内の範囲内であれば、大手が運営する教室はせいぜい一つです。

ターゲットは一つの教室なのです。

こちらも1つの教室、相手も一つの教室。
これならば、大手の教室といえども、勝てそうな気がします。

どんな強大な軍隊でも、狭い道に誘い込み、一騎討に持ち込めば勝てるかもしれない。

では、まんまと一騎討に持ち込めたとして、確実に勝つためにはどうすればいいでしょうか?

一騎討であれば、その人の「個の力」によって優劣が決まります。

個の力とは、攻撃力・防御力・俊敏性・技巧・技能・忍耐力・知力・知恵・戦略・戦術・経済力・知名度などの要素が考えられます。

もう少し具体的に考えてみます。

  • 教室の設備は?
    • 道具・什器・機材
    • 環境(清潔・体裁・美麗・特異性など)
    • 洗面所・トイレ
  • 講師の質は?
    • 豊富な知識
    • 熱心な指導
    • 情報入手に心がけているか
    • 教え方が丁寧か
    • 優しい言葉づかい
    • 行き届いた配慮
  • サービス内容は?
    • 連絡業務は適切か?
    • 明確 な予定や休業など
    • イベント
    • ミス・誤解・過ちに対し真摯
    • 挨拶や態度が適切
    • 心地よい受け入れ態勢
  • 料金体系は?
    • 明確な料金
    • 集金が明確
    • 納得のいく金額
    • 貸し借りが無い
  • 広告宣伝は?
    • 利用者からの紹介
    • エリア内での知名度
    • WebページやSNS利用

一つ一つの要素をパワーアップし備えていくことで、自分の教室を中心とした狭いエリアの中では、一番の優位性を保っことができるでしょう。

ぜひとも、狭い範囲の中で一番の教室になりたいものです。

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