「機械翻訳は万能か?」
機械翻訳機で、コミュニケーションはすべて万全なのだろうか?
いや、違う。
コミュニケーションのほとんどは、非言語情報によるものだ。
表情、体の動きで、相手の伝えたいことがわかる。
「インサイド」などPixar Animation は、表情や動き声の強弱で、英語がわからなくても、何を言っているのか想像がつく。
今のところ、機械は非言語情報を伝えきれていない。
ロボットも顔の表情が大きなポイントだ。
よって、ポケトークがどんなに優れていても、コミュニケーションとしてはまだまだ不足。
コミュニケーションを通訳として助けてくれるだけの機械だ。
「英語の授業や塾に影響があるか?」
絶対にある!!が僕の結論。
テストや成績をつけることに主眼を置いた授業ならばポケトークさえあれば、十分だと思う。
でも、授業や塾はコミュニケーション能力を習得することに目的がある。
ポケトークの出現で、日本で行われている試験のための英語教育がすたれ、会話の教育が重視されるようになってほしい。
小学生がネイティブイングリッシュを身に着けても、中学生になると習得した発音を恥ずかしがって会話ができなくなるという話がある。
小学生がきれいな日本語を話しても、中学生になると少し粋がって流行語や仲間だけに通じる略語、隠語を多用する。
英語のスラングや俗語、雑な言い回しなどを知ると、習得した発音のまま、粋がった英会話をするのでは?と思うのだが…。そうなって欲しいものだ。
「会話の基礎ができている人だから、
ポケトークが活用できる」
彼は海外で長いことの生活をしてきた。
海外での会話について慣れている。
ベースができている人が、ポケトークを使うと「鬼に金棒」だ。
でも、会話ができない人は、ポケトークの価値さえわからない。
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